こんにちは。
経済学部10期、2年の須藤智也です。
3月11日に、林先生と3年生の町田さん、佐藤さんが昨年6月に訪問授業を行った群馬県立中央中等教育学校の中学3年生と先生が中央大学に来訪され、中学生のみなさんが1年間学んできたミレニアム開発目標について改良策を林先生、佐々木創先生、それぞれのゼミのゼミ生の前で発表してくれました。
発表のテーマは「極度の貧困と飢餓の撲滅~日本の農業技術の移転による経済発展~」、「妊産婦の健康の改善~途上国へ助産師の育成・派遣など先進国ができる医療支援~」などでした。それに対し、私たちは今までゼミ活動などを通して学んできた知識を活かし、コメント付けなどをさせていただきました。
中学生のみなさんの発表は、ミレニアム開発目標について、現状、それに対する中学生のみなさんが考えたアプローチの仕方が明確に示されていて、非常に内容が濃く、興味深いものでした。例えば、「環境の持続可能性確保~発展途上国の下水道と衛生環境の実情、改善策~」の発表では、衛生に対する知識の不足などが原因で起こる感染や死を防ぐために現地でそれらの教育を行ったり、下水道普及率が低い国ではそれをふまえたうえで、山小屋などの水道設備がないところで用いられているバイオトイレを設置したらどうかといった提案がなされました。
中学生の発表を受けて、ミレニアム開発目標についての理解が深まったとともに、現状を知ることができ、また、様々なアプローチの仕方があるということも感じました。
そしてそれらに対するコメント付け等を通して、今まで学んできたことを振り返り、それをアウトプットするという貴重な機会をいただきました。その中で、学んできたことが様々な箇所で結びついていることを実感したり、学んできたことの理解が深まったとともに、その上で新たな疑問点等も生じたり、自らの知識の曖昧な点に気が付くことができたりと本当に有意義な時間を過ごすことができました。
また、中学生の発表は内容に加え、プレゼンテーションにおける話の展開の仕方が優れていて、説得力のあるものでした。学ぶべき点が多く、今後の活動にも活かしていきたいです。そして、中学生一人ひとりが向上心を持って堂々と発表などをしている姿に多くの刺激を受けました。
今回の中学生の発表などから多くのことを学び、感じることができました。それらは今後につなげていきたいと思います。
群馬県立中央中等教育学校の皆さま、今回はこのような貴重な機会をいただき本当にありがとうございました。
↓当日の発表の様子
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