埼玉県秩父地域 国内調査

こんにちは!

経済学部16期生の杉原綾乃です!

私が所属している農村ツーリズム班では、「緑豊かな農村地域において、その自然、文化、人々との交流を楽しむ、滞在型の余暇活動」と定義されている「農村ツーリズム」に着目し、「フィリピンにおける農村ツーリズムが地域にもたらす影響」をテーマに研究活動を行っています。

私たちは、フィリピンの農村ツーリズムの比較対象として日本の「農泊」についても研究しており、そこで、先日は国内調査として農泊を実施している埼玉県秩父地域へ訪れました。

9月12日には、秩父地域における農泊を運営・推進している「一般社団法人 秩父地域おもてなし観光公社」で専務理事兼事務局長を務めていらっしゃる井上正幸様へお話をお伺いしました。

井上様には、秩父地域の農泊の概要や、おもてなし観光公社様の活動内容、農泊が秩父地域にもたらす影響などをお聞きすることができました。

秩父地域における農泊は中学校・高校などの教育旅行をメインに受け入れており、おもてなし観光公社様は観光客の窓口となり、農泊実施者へ観光客を誘導する役割を担っている他にも、秩父地域の観光において様々な事業を行っていらっしゃいます。

また、農泊が地域にもたらす影響として、秩父地域に経済効果がもたらされることや、若者が訪れることで地域活性の効果がもたらされていることを知りました。

▲井上様にお話をお伺いしている場面
▲井上様との記念写真
▲おもてなし観光公社様の前での記念写真

また、9月15日には、秩父地域の横瀬町へ訪問し、実際に農泊を実施する事業者様である、寺澤防子様、若林想一郎様へお話をお伺いしました。

お二方とも、現在はコロナウイルスの影響もあり農泊の頻度は少なくなってしまいましたが、実際に農泊を実施されていました。

実際に行っていた農泊の内容やその目的、農泊を行ったことで得られた効果についてお聞きしました。農泊体験として里山饅頭づくりや野菜の収穫体験、手打ちうどんづくりなどを実施されており、農泊を行うことで地域活性化の効果があるとともに、自身の学びにもつながるといった効果を感じられたそうです。

若林様より、実際に田植え体験をした際のお写真もご紹介していただきました。

▲農泊体験や地域住民との餅つき大会の写真のご紹介

お話をお伺いした後は、お二方より横瀬町の棚田や若林様が保有していらっしゃる田んぼ、近くにある花咲山へ実際にご案内してくださいました。

横瀬町の綺麗な自然に癒されながら様々なお話を聞くことができ、非常に楽しい時間を過ごさせていただきました。

▲寺澤様、若林様にお話をお伺いしている場面
▲棚田を背景に寺澤様、若林様と記念写真
▲横瀬町の棚田の風景
▲花咲山からの風景

今回の秩父地域における見学調査を通して、農泊が地域にもたらす効果の大きさを知り、地域活性としての農泊の可能性をを感じることができました。

今回学んだことを、今後の研究に生かしながら、フィリピン現地調査に向けて班員一同頑張っていきます!

改めまして、今回私たちの調査にご協力くださった

一般社団法人 秩父地域おもてなし観光公社 井上正幸様

寺澤防子様、若林想一郎様

貴重なお話を本当にありがとうございました。

皆さんも、人が暖かくて自然が豊かな秩父地域へぜひ足を運んでみてください!

また次回の投稿でお会いしましょう!

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