インドネシア現地調査報告~JICA報告会・最後に~

こんにちは。
FLP3年副ゼミ長の白井瑞希です。
JICA訪問報告会についてお伝えしたいと思います。

9月10日の最終日、JICAインドネシア事務所にて
事務所次長荒津有紀様、宇野純子様、西山悦代様に向けて現地調査の
報告をさせていただきました。
各班より研究内容について発表をし、現地の訪問で何を得たかを報告を致しました。
報告後にはそれぞれの今後の研究へのアドバイスをいただきました。

各班
教育班は、地方分権の観点からも研究を進めると今よりさらに濃い研究内容になるとお言葉をいただきました。さらにインドネシア教育省が現在混乱期にあり授業研究に力を入れることが難しいということも伺うことができました。

防災班は、インドネシア人にはゴミをゴミ箱に入れる文化がなく、川がゴミの自動回収機となってしまい、ポイ捨てしたゴミが災害を引き起こす原因の一端となる場合があることを伺いました。そして、地方分権の発展と共に、地方で起きた災害の対応を地方に任せ中央政府は大規模災害が起こった際のみ関与するという情報もいただきました。さらにインドネシアは日本に比べ災害の頻度が少なく、防災に対しての意識が強くないこともあり、防災を行っていない地域では防災の概念がないことも伺うことができました。

母子保健班は、インドネシアが島国である故に輸血システムの整備が難しく、妊産婦の緊急ケアが困難であると伺いました。また、今後の保健所についての方針、国民皆保険導入についての問題、母子手帳の重要性について教えていただきました。

水感染症班は、仮説の回答でもあるステークホルダーが連携することの重要性、水衛生での教育理念について、民間企業がプロジェクトに介入する理由、インドネシアでのプロジェクトの行い方等についてアドバイスをいただきました。

どのアドバイス、コメントも今後の私達の研究にとても大切でより濃い論文を書くための貴重な情報でした。お忙しい中インドネシア事務所次長荒津有紀様、宇野純子様、西山悦代様本当にありがとうございました。

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そして、この記事で現地調査の報告は最後となるので私達の代の現地調査の総括をします。

今回私達の代は林ゼミが再スタートしてから初めての現地調査でした。右も左も分からない状態でプロジェクトが始め、OBOGの先輩方の資料を唯一の頼りとして研究をし、現地調査に突入しました。さらに現地調査ぎりぎりまでなかなかアポイントがとれない班や様々な問題が現地調査直前まで絶えませんでした。先生に何度も現地調査に行くことを心配され史上最悪の代ともいわれました。現地調査への準備、現地調査中の訪問準備、訪問中の英語も納得するくらい理解はできず各々大変で過酷な思いもました。しかしゼミ生1人1人が感じた事は、「実施できてよかった、行けてよかった、努力して良かった」という気持ちです。ゼミ生全員が熱意を持ち全体で協力し合い、現地調査に臨み1つの事に全員で取り組めたことも、ゼミ生お互いの同士のこともさらに理解ができたことも、途上国の厳しさも知ることが出来たことも、本当に一生に一度しかない良い経験ができたと思います。さらにゼミ生1人1人が成長した大きなキッカケだと思います。
この大きなプロジェクト実施は私達を受け入れてくださったJICAの方々を初めとする多様な機関の方々、そしてOBOGの先輩方のサポートなくしてはできませんでした。この場をお借りして心からのお礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。

そして今後私達に残されている大きな課題は論文執筆です。これからも変わらないモチベーションで臨み、協力していただいた皆様に恥のないよう、ゼミ生全員で論文を執筆し1年の研究プロジェクトを成功させるため全力で駆け抜けていきたいと思います!

以上現地調査の報告でした。読んでいただいた皆様ありがとうございました。
何かご質問等ございましたら気軽にご連絡ください。

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