フィリピン現地調査 Vol.2

こんにちは!経済学部林ゼミ17期生窪田蒼司です!

第1弾のフードバンク班の投稿に引き続き、第2弾では私が属する災害班から現地調査の様子について紹介したいと思います!

災害班は、「フィリピンのコミュニティ防災の促進要因―住民組織の観点から―」というテーマのもと研究を行っており、国内外で合わせて18の組織/自治体にアンケート調査やインタビュー調査を実施しました。このテーマを研究するにあたり、災害支援を行うNGOからの視点、バランガイ(日本でいう町内会や自治体のようなもの)の視点からの情報が必要であり、フィリピンで訪問した11の組織/自治体の内訳として、2つのNGOの団体、4つのバランガイ、他には財団やフィリピン赤十字社、またフィリピンの大学にもインタビュー調査を行いました。

今回は厳選していくつかの団体やバランガイの調査の様子をお届けします!!

▲災害班 w/ barangay Doña Imeldaのハザードマップ

1つ目に紹介するのは、マニラ市の最貧困層であるトンド地区にあるCDRC(NGO)が支援するバランガイAromaです。

ここは私たちが最も衝撃を受けた場所でした。ほかのバランガイとは違い、資金面で貧しい状況にあり、住民の生活環境はとても充実しているとは言えないようなものでした。道路が全く舗装されてなく、ぬかるんだ道だらけになっており、水たまりの色は灰色で日本では体感したことのない臭いが漂っていました。十分な広さや設備でなく、プライバシーがない状態でした。しかし、住民はみんな明るく人が良く、快く私たちの調査を受け入れてくれました。バランガイではアンケート調査を行い、住民の防災活動のパフォーマンスについて調査しました。とても考えさせられるような一日になりました。

▲一時的に集まる場所で住民にアンケート調査を行いました
▲住民にインタビューしている様子

2つ目に紹介するのは、Biñan市のDRRMOオフィス(Disaster Risk Reduction and Management Office)です。ここは、バランガイの災害リスク管理についての計画を立てたり、緊急時の対応においての活動も行ったりしています。

先ほど紹介したバランガイAromaと打って変わって、資金面で充実しているバランガイの災害に対する施設でした。写真にあるようにバランガイの各場所の様子を監視するモニターが設置されていて、災害時にどこでどんな災害がおこっているのかを把握することが出来るようになっていました。トンド地区のバランガイAromaにはこのような整った施設自体ないので、バランガイごとの貧困格差に驚かされました。

▲モニターが写ってる写真

3つ目に紹介するのは、CDP(NGO)が支援しているバランガイTalayanです。

私たちはCDPの事務所で担当者にインタビュー調査を終えた後に、このバランガイに訪問させていただきました。このバランガイの特徴として家と家の間が狭く、またそこに多くの人たちが賑わい、商売を行っている人もいました。また、川に沿った場所に位置するバランガイであるため、水害が多く起こります。洪水の被害が大きいため、1階は駐車場で2、3階の高い位置で生活しています。バスケットコートが家に囲まれた場所にありました。ここは災害時に住民たちの避難所として利用され、NGOなどの外部組織はこの場所に支援物資を運んでいます。また、宗教を信仰している人が神を信じ、バランガイリーダーに従わないで避難所に逃げない人もいることがCDPへのインタビューの中で明らかにもなりました。しかし、住民はみんなフレンドリーで私たちを温かく迎いいれてくれ、いい雰囲気でアンケート調査を行えました。

▲barangay Talayanでの集合写真

最後に紹介するのは、De La Salle大学です。この大学は、フィリピンの就職ランキングで1位になるほどの名門校です。林ゼミのOGの石川渚さんの紹介により、フィリピンのコミュニティ防災の専門家の方に話を聞くことが出来ました。そこではフィリピンでの共通したコミュニティ防災の仕組みや予算のことなど一般的な政策などについて聞くことが出来ました。学校長も参加してくださり、会話をしながら、フィリピンのコミュニティ防災について深堀りすることが出来ました。その後、車で移動しながらキャンパスツアーをしていただき、中央大学と同じくらいの広い敷地をまわらせていただきました。以下が代表的な校舎の写真です!

▲キャンパスツアーまでしていただきました

ここまで読んでいただきありがとうございました!

今回の現地調査を通じてフィリピンは日本より住民同士の結束力の強さや防災に対する意識の高さを会話の中や、アンケートの結果から感じました。また、バランガイごとに資金力に差があり、実際に貧困格差を実感することが出来ました。その中でより政府からのトップダウンの政策に頼らず、住民たちが協力して災害に対応していくコミュニティ防災の必要性を感じました。

▲Philippine Red Crossでの集合写真

ここまでの経験や調査結果をまとめ、論文執筆やプレゼンテーション大会に向けて頑張っていきたいと思います!!

次回は、最後のアグロフォレストリー班の投稿になります!お楽しみに!

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