フィリピン現地調査 Vol.1

こんにちは!経済学部17期生の知念みさきです!
私たち経済学部17期生とFLP13期生は、8月26日〜9月9日の2週間でフィリピン現地調査を実施しました。

私たちの代は、フードバンク班、災害班、アグロフォレストリー班の3つのグループに分かれて研究活動を行っており、今回の投稿からはそれぞれの班が行った現地調査の様子について紹介していきます。

今回は第1弾として、私が所属しているフードバンク班のフィリピン現地調査の様子をご紹介します!

フードバンク班は、「食料不安改善のためのフードバンクにおける情報共有と在庫管理機能-フィリピンと日本のケーススタディーの分析-」というテーマのもと研究を行っており、フィリピンではフードバンク活動を行っている団体4件、フードバンクに食料を寄付している企業1件、フードバンクから食料を受け取っている団体2件、ボランティア1件、フィリピン赤十字へ訪問し調査を行いました。
今回はいくつかの団体をご紹介します!!

8月29日には「SOS Philippines」を訪問し、現地で初めてのインタビュー調査を行いました。この団体はトラックで食品を回収し、貧困者に届ける活動を行っています。どのように活動を行っているのか、どのようなモチベーションで活動を続けているのかなどの貴重なお話をお聞きすることができました。トラックの中も見せていただき、実際に食料を引き取って受け渡すまでの動きを説明してくださいました。

▲「SOS Philippines」のスタッフの方との記念写真
▲トラック内の様子


9月2日には「SOS Philippines」と後に紹介する「Good Food Grocer」などのフードバンクから食料を受け取っている「Project Pearls」という団体のボランティアに行ってきました。この団体はフードバンクやその他の団体から食料を寄付してもらい、その食料を、貧しくて食料不足に陥っている人々に配ることを活動の一環として行っています。私たちも実際に人々に食料を配る活動にボランティアとして参加させていただきました。多くの子どもたちと触れ合う貴重な機会で、楽しみながらボランティアさせていただきました!

▲トンド地域の子どもたち
▲食料配布のボランティアの様子

9月5日には「Good Food Grocer」を訪問し、フードバンクにいてインタビュー調査をさせていただきました。この団体は大きな倉庫を持ち、大量の食料が保管されていました。できるだけ多くの貧困地域の人々に食料を届けるために、在庫管理がしっかりされていたり、食料提供してくださる企業と協力していたりして、とても感激しました。すぐ近くで子どもたちに無料で食事を提供しており、ご一緒させていただきました!

▲「Good Food Grocer」のスタッフの方との記念写真
▲子どもたちと一緒に食事する様子


フードバンク班として最後の調査日であった9月7日にはフィリピン赤十字へ訪問し、インタビュー調査を行いました。フィリピン赤十字では、災害対応や医療対応など幅広い活動を行い、人々の生活を守る活動を行っています。私たちフードバンク班は様々な活動の中でも「Donation Program」というフードバンク活動に少し似ている部分がある活動についてお話を聞きました。フードバンクとは少し違った角度の活動でしたが、とても興味深いお話をお聞きすることができてよかったです!

▲フィリピン赤十字の方との記念写真

今回の現地調査を通じて、実際に現地のフードバンクを訪れ、スタッフの方にインタビューするだけでなく食料の管理状況や企業から食料を受け取る場面を見せていただくことができて、自分たちが研究していて得たいと思っていた情報をたくさん得ることができました。フィリピンのフードバンクは「まだまだ発展段階である」という現状があり、実際どのように行われているのか想像がつかない部分が大きかったですが、それぞれの団体にあった方法で食料を求めている人のもとに届ける活動が行われており、非常に感銘を受けました。

今回の調査にご協力くださった現地の方々は私たち学生を暖かく受け入れてくださり、心から感謝しています。

今回の現地調査で得ることのできた貴重な経験を無駄にすることなくこれからの人生に活かしていきたいです。そして班員全員で協力して論文執筆に励んでいきます!

「災害班」、「アグロフォレストリー班」の現地調査の様子についても順次投稿していきますので、楽しみにしていてください。

では、また次回の投稿でお会いしましょう!

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