はじめまして!経済学部11期生の鈴木愛紗実です!
私は中央大学経済学部国際経済学科に所属しており、
林光洋ゼミナールの中では教育班の班長として活動しています!
ちなみに、教育班は6人の班で以下の写真の通り、
男性社会で成り立っております・・・(笑)
今回は、その教育班のフィリピン現地調査報告をさせて頂きます!
私たちは合計6つの訪問先で調査を行うことができました。
〈訪問先〉
Department of Education of the Philippines(教育省)
Division Office in Caloocan(カロオカン市事務所)
The Jail in Makati City(マカティ市刑務所)
East Rembo Elementaray School(マカティ市の小学校)
バゴンシーラン地区のALS学習施設
パヤタス地区のALS学習施設
このように多くの訪問先に訪れることができたのですが、
フィリピンに到着した1日目の時点で
確実に決まっていた訪問先は2つだけでした。
しかし、多くの人の心優しいサポートによって
充実した現地調査を終えることができました!!
改めてここでお礼を言いたいと思います。
本当にありがとうございました。
それでは、1つ1つの訪問先についてご紹介させて頂きます。
◎Department of Education of the Philippines(教育省)
9月6日、教育班6人でメトロマニラのパシッグ市にある教育省に訪れました。
初めての訪問先で全員カチカチに緊張しながら向かったのを覚えています。
私たち教育班はフィリピンのノンフォーマル教育
(Alternative Learning System:以下ALS)について研究しています。
このALSを管轄している教育省では、
今まで私たちが文献で調査してきたことの答え合わせのように
ALSの詳しい内容などを聞くことができました。
マクロ的な視点からALSをみるためには
とても勉強になった初訪問でした。
教育省でのインタビューを終えてホッとしている教育班のメンバー
教育省のエントランスにて、
アポイントメントに協力してくださったMs.Domingoと一緒に。
◎Division Office in Caloocan(カロオカン市事務所)
9月7日、教育班6人でカロオカン市事務所へ訪問しました。
ここではカロオカン市のALSを管理しており、
教育省と同様にマクロ的な視点からALSについて話を聞けました。
インタビューさせて頂いた人たちは元ALSの先生が多く、
ALSの現場の声も含めた意見を聞くことができました。
◎The Jail in Makati City(マカティ市刑務所)
9月8日、教育班と福祉班でマカティ市の刑務所に訪れました。
刑務所を教育省の方から紹介して頂いた時には驚きましたが、
受刑者にインタビューをすることなんて中々ない経験で
とても充実した調査結果を得ることができました。
◎East Rembo Elementaray School(マカティ市の小学校)
9月8日、刑務所に引き続きマカティ市の小学校に訪れました。
教員や職員の方はとてもウェルカムで、
広間のようなところで小学生達のダンスを披露して頂きました。
また、この小学校の1教室にALSのA&Eプログラムの授業を
行っているところへ案内して頂きました。
実際の学習者はインタビュー・アンケート調査の中で関わることができ、
年齢が近いということもあってすぐに友達になることができました。
皆さん明るく、楽しくALSを学んでいるという声を聞くことができました。
◎バゴンシーラン地区のALS学習施設
9月11日、教育班6人でケソン市バゴンシーラン地区の
ALS学習施設に訪れました。
日本のNGOである、
特定非営利活動法人国境なき子どもたち(KnK)によって
行われているALS学習施設です。
刑務所や小学校とは違い、フィリピン教育省が
直接関わっているわけではなく、
あくまでこのNGOがALSを導入して学習環境を提供しています。
その環境はとても良いとは言えず、
バゴンシーラン地区は貧困層が多い地区でもあるため、
ある学習者の家の中の一室で行われているものでした。
トイレが男女共同であったり、机や黒板が無く、
日本人からしたら考えられないような場所で勉強をしていました。
◎パヤタス地区のALS学習施設
9月11日、パヤタス地区のALS学習施設に訪れました。
この学習施設もKnKによる管轄下であり、
パヤタス地区は貧困地域の1つです。
バゴンシーラン地区よりはある程度環境が整っており、
公民館のような建物の中で学習しています。
これは日本のほほえみプロジェクトの1つとして
建てられたものだそうで、入り口にはその看板が飾られていました。
しかし、この学習施設の近くには
パヤタスダンプサイトと言われるゴミ山が近くにあり、
教員はその汚い空気で喉がやられてしまうということを話してくれました。
雨の日だったので比較的人数が少なく、暗い中で授業を行っている風景。
私たち教育班はフィリピンで行った2週間の調査を通して、
自分達で作ったクエスチョネアをもとにして沢山の人と意見を交わし、
様々な情報を得ることができました。
研究に関するデータや資料などを快く送って頂くこともでき、
サポートして下さった皆さんに対する恩返しのためにも
内容の充実した論文を完成させたいと思います!!
最後になりますが、
現地調査前にお越し頂いたゲストスピーカーの方々、
国内調査・現地調査でお世話になった多くの方々に対して、
心から感謝申し上げます。
コメント