須藤先輩 来訪

こんにちは!経済学部20期の唐司太郎です。
4月28日のゼミには、林ゼミOBの須藤さんが来訪してくださいました。1限の特別講義から4・5限のゼミまで、丸一日を私たち20期と共にしてくださり、本当に濃密な一日となりました。

▼ 1限:グアテマラの現場から


 1限では、須藤さんが現在携わっていらっしゃるグアテマラでの国際協力について、現場のリアルなお話を伺いました。
グアテマラは日本の約3分の1の面積に、24もの公用語が共存する多民族・多言語国家。先住民族が人口の約4割を占め、首都には高層ビルが立ち並ぶ一方、農村部では電気や水のアクセスが限られ、銀行がないために家畜が「資産」としての役割を果たす地域もあるそうです。同じ国のなかにこれほど多様な暮らしが共存していることに、まず驚かされました。
特に印象に残ったのは、JICAが日本の戦後経験を踏まえて展開している「生活改善アプローチ」という考え方です。地域に「ないもの」を外から持ち込むのではなく、すでに「あるもの」を活かしていく。住民自身が自らの暮らしを見直し、主体的に行動できるようになる ― そのエンパワーメントを目標とする姿勢は、国際協力の枠を超えて、自分たちの日々の活動にも通じる本質的な視点だと感じました。
また、「日本は課題先進国である」という言葉も心に残っています。途上国がいま直面している課題は、少子高齢化や地域活性化など、私たちが暮らす日本にも地続きの課題でもある。「支援する/される」という一方向の関係性を一度脇に置き、互いに学び合う姿勢の大切さを、改めて考える機会となりました。

▼ 4・5限:各班へのフィードバックと対話


 ゼミの時間では、各班の研究テーマに対して須藤さんから直接フィードバックをいただきました。元林ゼミ生という立場から、研究設計の進め方、より質の高い実地調査を実現するためのヒントなど、経験者だからこその的確な視点で各班の議論を深めてくださいました。
その後はフラットな雰囲気のなかで、ゼミ生から数々の質問が飛び交いました。研究の話にとどまらず、キャリアや進路にまつわる問いにも、須藤さんはご自身の経験を率直に共有してくださいました。

▼ 一日を通して感じたこと
 須藤さんをはじめ、林ゼミのOB・OGの方々は様々な分野の最前線で活躍されています。それは偶然ではなく、ゼミでの自分の頭で考え抜き、悩み、行動する経験 ― そしてそれを支える先輩・後輩のつながり ― の積み重ねの結果なのだと思いました。
現役生にとって、第一線で活躍する先輩から直接フィードバックや問いをもらえる機会は本当に貴重です。
私たち20期も、先輩方が築いてきたこの環境のなかで存分に学び、いずれは自分たちが次の世代に還していけるよう、この一年を走り抜けたいと思います。
須藤さん、貴重な一日を本当にありがとうございました!

コメント