こんにちは!
FLP7期の坂本雛梨です。
11月14日(火)に林光洋先生の授業『国際開発論』にて、ゲストスピーカーを招いた特別公開授業が行われました。
特別講師を務められたのは、国連WFP(国連世界食糧計画)元アジア地域局長の忍足 謙朗さんです。
今回は「食糧を届ける-貧困、災害、紛争の中で-」というテーマのもと、ご講演いただきました。
常に十分な食料を得ることができない人々は世界に8億人います。
途上国でこのような飢餓に苦しむ人々を国連WFPは支援しています。
しかし、食糧支援を必要としている人々はまだまだ大勢存在します。
さて、国連の予算は一体何に使われているのでしょうか?
国連の予算は国連平和維持活動(PKO)に最も充てられ、それは年間約8000億円にものぼります。
せっかくの資金を紛争によって無駄にしてしまっているのです。
世界で紛争がなくならない限り、「飢餓をゼロに」することはできません。
このような世界のために、私たち大学生でもできることはあるのでしょうか?
誰もができる国際協力、それは
(1)世界に関心を持つこと
(2)世界の不平等に疑問を持つこと
(3)世界の人々に思いやりを持つこと
であると忍足様はおっしゃっていました。
講義では、実際に忍足さんがスーダンで食糧支援をされていたときの動画を拝見し、現場に足を運ぶことを大切にしていらっしゃることがよく分かりました。
また、私たちがグローバル社会で生きていく上で、「世界で起きていることを他人事だとは思わないこと」の重要性を再認識するきっかけとなり、まずは自分たちのお金がどのように支援に使われているのか、それを知ることから始める必要があると感じました。
忍足さん、先日は誠にありがとうございました。
授業の様子
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