特別講義:戸川正人さん、松本彰さん

こんにちは。
経済学部FLP9期生3年廃棄物マネジメント班の真角麗です。

10月24日にJICAの戸川正人さんと今月10日にも来てくださった松本彰さんにお越しいただきました。

戸川さんには3限の国際開発論の時間にJICAという機関としての説明からJICA職員としての仕事内容、青年海外協力隊についての講義を行っていただきました。JICA職員の中でも計画・立案・調整を行うマネジメント系と実践・現場で働くスペシャリスト系に分かれていて、それぞれに求められるスキルや具体的な仕事内容、またJICAに限らず国際協力に携わるにはどのような道があるか、お話しいただきました。個人的には、マネジメント系のJICA職員の方のお話を聞くのは初めてだったため、どのお話も新鮮でした。特に戸川さんが実際に働いていらっしゃったラオスでのお話は今まで知らなかったマネジメントとしての国際協力の形で大変興味深かったです。

4限には戸川さんはJICAとして、松本さんには開発コンサルタントとしての立場から、国際協力の仕事についての質問タイムを設けていただきました。ゼミ生それぞれが思い思いに国際協力についての質問をさせていただき、すべてに丁寧に答えてくださいました。個人的に印象に残ったのは国際協力をするうえで行政とNGOという異なる組織でも、その違いにとらわれない“お団子”(ODANGO、ODAとNGO)として連携を取っている、また、国際協力に関わっていない人との縁も大事にしておく、というお話です。国際協力をするうえでは、現地の人々との協力も重要だが、さらにアクターとしての連携も求められる、すべてが人と人との関係で成り立っているのだと感じました。

5限には3年生の現地調査結果についての発表についてのアドバイスを頂きました。
自分たちでは気づかない点について鋭いご指摘を頂き、各班より一層内容の濃い発表を作り上げることに繋がるお言葉だったと思います。松本さんには前回の発表から良くなった点など温かいお言葉も頂きました。

今回、国際協力の仕事についてのお話をいただき、特に将来その道を目指しているゼミ生には貴重な経験になったと思います。私自身、将来国際協力に関わりたいと考えているのですが、現地ではなくマネジメントとして国際協力に携わる方が自分に向いているのではないかと感じ、考えの幅が広がりました。

また、ゼミとしては来月に学校内でのプレゼン大会、廃棄物マネジメント班はインナー大会に参加します。今度は自分たちの研究について知らない方にどう伝わりやすい発表をするか、という今までしたことのない工夫をする必要がありますが、各班納得のいくプレゼンを作り上げられるよう、頑張りましょう!

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